2018.02.15 Writer:

#004 M’sコラム 木造住宅の耐震性能について考える 「各社の独自性を出す」その2

独自性を出すって具体的にどういうこと?

 自社の独自性出す、前回は車に例えて解説しました。今回はもう少し視点を変えて説明します。
 独自性を出していない会社と出している会社の違いは、定食屋かこだわりのラーメン屋のような違いです。
 定食屋もこれと言って売りのない定食屋です。メニューは豊富です、なんでもあります、なんでも作れます。でも、すべてがほどほどの味。
こだわりのラーメン屋はラーメンのみ、それも店主のこだわりのおいしいラーメン。

 例えば、ラーメンが食べたくなると、なんでもあるから当然ラーメンもある定食屋よりは、こだわりのラーメン屋に行くと思います。
 独自性を出している結果です。

独自性で間違ってはいけないこと

 独自性を出すこだわりのラーメン屋と例えましたが、勘違いしないでほしいことがあります。それは、なんでもあるラーメン屋、すべてを選んでもらうラーメン屋です。これって全く独自性を出していません。
 なんでもあるラーメン屋は、しょうゆ、みそ、塩、とんこつ何でもあります・・・。結局ラーメン屋だけれど、こだわりがなく「これが売り!」が見えません。
 すべてを選んでもらうラーメン屋は、スープの種類、味、麺の太さ、具、すべて選んでください。みたいなイメージ。これって結局「これがおいしい!」が見えません。
 だから、スープや麺、すべてにこだわりましょう。

独自性が見えなくなると・・・

 先日、久しぶりに大手牛丼チェーン店に行きました。そう、牛丼がたべたくて。卵をトッピングしようかなど想像しながら。店に入り壁のメニューを探してもない・・・。座ったカウンターの目の前にファミレスのようなメニューがあり開いてみると「牛丼がない?」、どこにあるのか探せない。すき焼き鍋、カルビどんぶり、カレーライス、シャケ定食などなど・・・。
 結局、牛丼が探せずカレーライスを食べました・・・。
 カレーを食べながらメニューをもう一度よく見ると、食べたかった牛丼を発見!!
 遅すぎた。 この店は一体何の店だろう?と思いながら。当分行くことはないと思います。

(T_T)

カレーも美味しいけど今日じゃない・・・

Writer

佐藤 実(さとう みのる)
株式会社M’s(エムズ)構造設計 代表取締役社長/「構造塾」塾長
学生時代から構造を志し、社会人で鉄骨造や鉄筋コンクリート造の構造計算を勉強する。阪神淡路大震災が起こり、構造計算をしていない木造住宅が軒並み倒壊している現場を目の当たりにし、「このような惨劇が二度と起きないよう日本中の木造住宅を地震で倒壊させない!木造住宅の構造計算をしよう」と決意。
現在は住宅をつくる側から、構造設計する側へ完全移行するため「㈱M’s構造設計」を設立し、構造安全性に対する知識を持ち、構造計算できる技術者が増えることでもっと安全な木造住宅がたくさん増えると考え「構造塾」を設立。現在、会員数は約1000名。
ダイエットのランニングがきっかけでマラソン大会、トライアスロンに挑む塾長兼スポーツマン。